プロダクトアウトとマーケットイン

新規事業における製品アイディアを検討する際に、プロダクトアウト型、マーケットイン型というワードが出てくると思います。そもそも、プロダクトアウトとマーケットインとは何ぞやについて説明したいと思います。

まずプロダクトアウトとは、既に創られた製品・サービスを新たな市場に展開することです。

プロダクトアウト

分かり易くあえて乱暴に表現すると「会社が保有する優れた技術力を結集して製品を作ってみた。技術は良いから売れるはずなので、売れる市場に売ってきて!」といった感じで自己満足の技術シーズありきで市場ニーズは後付けになりがちのパターンです(語弊があったらすみません)
うまくいかないパターンとしては、市場・顧客ニーズが存在しなかった、過剰スペック、過剰品質でコストがマッチしない等の理由で全く売れなかったという話をよく聞く。

次にマーケットインとは、健在市場・顧客ニーズを分析して製品・サービスを開発、展開するパターンのことです。

マーケットイン

市場・顧客ニーズを分析するので、全く的外れな製品にはならないのですが、他社も考えている「ありきたり」な製品になりがちで、競合優位性の論点や自社でやる意義があるかの論点が出てきます。

よって、自社の強みを活かしながら、市場・顧客のニーズとミスマッチしないプロダクト/サービスを生み出す為には自社のコアコンピタンスを棚卸して市場ニーズとのマッチング(仮説検証)していくことが、リスクを小さく事業立ち上げし易いと考えます。

投稿者プロフィール

nalab
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管理人:NaLa
元エンジニア
ベンチャーキャピタリスト
うどん県出身/関西在住